この本にであったのは、20代前半の頃。
小売業の会社でWEB担となり一人部署で販売促進をしなければならなくなった時だ。
当時はまだネット販売の黎明期で同業他社もこれからどう参入しようかと考えだしていた頃だと思う。
そんな時期に、私はホームページを趣味で作ったことがあるという理由だけで新規部署にて一人奮闘することになった。
ECサイトを用意して販売するのもそうだが、モノを如何に売るか、どう表現することが人の心に刺さるのか、アイデアを如何に出していけばいいのかを考えなければならない時に、確か本屋で見つけて即買いした気がする。
誰にでも読みやすい『考具』
アイデア出しのツールが数多く紹介されている。
『カラーバス』、『フォトリーディング』、『アイデアスケッチ』、『ポストイット』、『マンダラート』、『マインドマップ』、『アイデアスケッチ』、『ブレーンストーミング』、『5W1Hフォーマット』等、すぐに使える「考具」が満載。
一つ一つ分かりやすい説明で、自分の仕事に活かしやすかったというのを今も覚えている。その後、部下が出来て本書を読ませたりしたが、読んでピンとくる者、そうでない者の二通りであった。優しく書かれてはいるが、こうしたら自分の仕事に活かせそうだという発想自体が乏しいと単純な本だと思ってしまうかもしれない。
学校卒業して、社会人になりたての人には是非おすすめしたい一冊だ。