新型コロナウイルスでいつもと違うゴールデンウィークの最中、Googleが検索コアアルゴリズムをアップデートを開始し、検索順位に大変動が起きているようです。
知人から自身のサイトもメインの集客ページが大幅に下がったという事で焦った様子で連絡がありました。
どうやら今年の1月に実施されたものと同じくらいの規模で、検索結果にも大幅な変動が出ています。
コアアルゴリズムアップデートとは?
このコアアルゴリズムアップデートですが、小規模なものと大規模なものとがあり、小規模なものは日々更新されますが、大規模なものは年に数回3~6か月に1度行われます。
今回のコアアルゴリズムアップデートは、事前告知がGoogleからなされました。・・・Twitterでつぶやかれました。
私も過去の大規模なアップデートの度に、運営しているサイトのキーワードが順位どうなっているかドキドキしながらで確認していました。
その度に、一喜一憂し、色々調べて、色々と試して、時に見守り、検索勲位の行方に毎日肝を冷やしていたのを覚えています。
そうこうして分かったのは、「Googleの検索順位UPに即効性の方法は現在では無くなった」ということです。
今後の検索順位対策はどうしていくべきか?
日々調整し、最適な検索ワード選定の元、多くの人に滞在時間も確保でき、読んでもらえているページを持っているかが重要です。
検索者にとって有用な内容のコンテンツでなければ、文章の長短、キーワードの量、ページの数などを考慮しても十分な効果を発揮していきません。
そこに現在は、コンテンツを運営している側がどのような権威性を持っているのかが考慮されています。
例えば、商品であればメーカーや公式のサイトであり、ショッピングであればまずは大手のECやモールです。ネットで何かを買おうと思うと軒並み有名どころで上位は占領されています。そこに自前のサイトを食い込ませていくのは至難の業と思います。
大手でない我々が打ち勝つには、商品名での検索やメインとなるキーワード単体、もしくはメインキーワード+「販売、通販、最安」などの消費者が、まず思い浮かべる検索ワード、購入に直結する検索ワードで戦わないことです。競合が多く、広告枠でも激戦です。そうなると商品を吟味する前に、消費者は情報収集に疲れてしまい、結局上位表示されている大手のサイトで購入ということになります。
ではどうするか?
消費者、この場合は、自社の商品、サービスのターゲットとなる人が抱える「不満、心配事、疑問、不便と思っていること、メリット、デメリット、比較」などを洗い出し、検索ワードとして使えそうか検討します。この時に、サジェストなどを利用し検索ボリュームを確認することをお勧めします。
おすすめのサイト→無料キーワード提案ツール Ubersuggest
「不満、心配事、疑問、不便、メリット、デメリット、比較」と思っていることを元にした検索ワードが決まったら、次は記事としてターゲットにとって魅力的な内容になりそうかを検討します。ネタ集めを簡単にすると確認しやすいです。既に自社で扱っている商品や、サービスの知識や情報が多くあるわけですから比較的やりやすいと思います。
この時に、記事ページのタイトルも考えてみる(仮のタイトル)と方向性が定まりやすく、俄然やる気が出てくると思います。
次に記事の構成を考えていきます。記事の構成で大事なのは、ただのノウハウ記事だけで終わりにしないことです。
何故かというと、「不満、心配事、疑問、不便、メリット、デメリット、比較」を元にした記事は、現在アフィリエイターの皆さんがとんでもなく充実した内容の記事を公開しているので、ノウハウだけではこのサイト群に埋もれてしまいます。これらのアフィリエイターのサイトが競合となります。
よって、記事の最適な流れの中で自社だからできる特典等を入れたオファーの部分を用意する必要があります。そうすることで他のノウハウ記事のサイトと一味違った独自のページにすることができます。
以上のように時間と手間はかかりますが、独自の切り口で自社商品やサービスと結びつけながら集客できる記事ページを作ることができます。このページを育て、検索で上位表示できるようになると見込み客を呼び込むことができるようになります。
記事ページ以外の集客情報
記事ページを作成する他に、もし個人や小規模な会社で情報を提供するとなれば、動画をアップして検索キーワードに関連させてヒットさせるのが上位を狙うには最短ルートかなと思います。商品を売るにもターゲットが知りたいであろう商品情報を動画で説明してあげるのは、ユニークなコンテンツになりやすい、商品への興味がアップ、購入へのハードルを下げる、ECサイトへの誘導がし易くなるなどメリットが出やすいです。
あとは、既に多くの会社やショップが行っておりますが、SNSでサイトにアップした記事をPRする手もあります。ここではノウハウ系、魅力的な商品PRなどピンポイントでターゲットを絞り、表示させなければ効果は薄いといえます。
多角的に入口を用意し、一貫したテーマで情報を提供していきます。もともとのランディングページとして用意した記事ページへしっかり誘導することで、このページ自体も検索に強くなっていきます。時間はかかりますが、常に働いてくれる営業マンとしてページを育てるという認識で取り組んでいくと良いと思います。